
CARNELIAN BLOOD(カーネリアンブラッド)
父と子が紡ぐ血の物語。戦慄のサスペンススリラー開幕!
天から才を授かった「神の子」。
それは決して知られてはならない、禁忌の記憶。
かつて魔界の民に災厄をもたらした、美しき枢機卿がいる。
魔界奥深くの深淵(アビス)───
万魔殿から発見された、謎のトランジ。
朽ち果てた姿を描いた不気味なレリーフは、魔界で栄華を誇った始祖達のものだった。
始祖達を絶滅させた終末病をもたらした“彼”は炎に焼かれ、忌むべき記憶は魔界奥深くに封印された。
しかし“彼”は、終わらない憎悪と共に生きていた。
紅の孤島メイヘムで、地獄のような異形の城を作り、人知れず不死を咎める、新たな命を産み出していた。
彼の名は───カーネリアン・ブレヒト。
天から才(ギフト)を授かった「神の子」。
これはカーネリアンが息子達に、新たな血(BLOOD)を授けるまでの物語。